千葉市の有機農園ベジカンの作業日記

堆肥搬入

いよいよ来年用の堆肥の準備が始まりました。

 

堆肥には大きく分類すると動物性堆肥と植物性堆肥の二種類があります。

動物性堆肥は牛糞や鶏糞などを主原料として作られており、野菜の為の肥料としての効果もあります。

一方、植物性堆肥は肥料としての効果は低いですが、土壌の物理性や生物性を改善する働きがあります。

 

ベジカンで使用している堆肥は伐採された枝などを発酵させた100%植物性堆肥で、肥料としての効果はほぼ見込めません。

その代わり土をふかふかにして、土壌の微生物を増やす効果は高いので、野菜の為ではなく、土壌及び土壌中の微生物の為に堆肥を投入しているイメージです。

実際、堆肥を入れ続けている場所の土は雨が降っても硬くなり難く、その上を歩くと違いがハッキリ分かります。

 

メリットの多い堆肥投入ですが、デメリットもあります。

それは「とにかく体力と時間がかかる!」こと!

うちの様な小規模個人農家には堆肥投入用の専用機械など無いので、「堆肥を軽トラに積んで、散布場所まで行って撒く」という行為を何度も繰り返さないといけません。

 

その為、若いうちは良いですが、高齢になってくると体力が持たなくなって堆肥投入を辞めてしまう、、、という事で、全国的に堆肥の投入量が減少してきているようです。

(稲作用の田んぼでは、50年間で堆肥投入量が4分の1にまで減っているそうです。)

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若いうちは頑張りましょう!という事で、とりあえず1回目の堆肥を業者に搬入してもらいました。これで約15トン。

2月頭には、これより多い2回目の堆肥搬入予定なので、それまでには散布しきらないといけません。ガンバルゾー(๑•̀ㅂ•́)و✧